日本の労働界と基金労組のつながり

基金労組とは

日本の労働界と基金労組のつながり

三原則

われわれは、観念的な階級闘争至上主義で労働運動を進めてきた全基労と決別し、1964年5月1日基金労組を結成した。従って、全基労時代の観念的な政治闘争偏重の傾向を改め、社会の実現を十分見きわめながら労働運動を進める必要があり、基金労組を真に「自由にして民主的な労働組合」として飛躍発展させるため、結成時に確認した次の三原則を組織内に定着させる。

 

また、われわれは、基金が企業としてもつ社会的公共性を認識し、関係諸団体をはじめ、国民の理解を深めながら、みずからの職場である基金の制度的欠陥や体質の改善についても正面からとりくみ、基金の安定と発展をはかる中からより有利な労働条件をかちとるよう積極的な活動を進める。

 

 

統一と団結

われわれは、人間尊重の精神を基調とし、相互信頼に基づく強固な組織をつくるため、統一と団結を一層強化するとともに、外部からのいかなる支配介入も断固排除する。

共産主義あるいは右翼全体主義にもとづく指導や、組合員の犠牲の上にのった個人的利益のための行動は、統一と団結を乱すことになるので認めない。

運動の進め方

われわれは、組合員の経済的社会的地位の向上をめざす運動を重点に進めることとし、これに必要な政治活動も行う。
ただし、労働組合本来の任務である経済闘争を政治闘争に従属させたり、組合みずからを政党化するような行動は行わない。

民主的な組合運営

われわれは、民主主義の原則に従い組織を運営するが、単なる多数決ではなく、納得に基づく同意を広く成立させるよう努力する。
また、組合員は決定された方針に従い運営に参加する。